益子腎臓内科透析クリニック

益子腎臓内科
透析クリニック

048-240-3850

月・水・金 8:30~17:00
火・木・土 8:30~13:30

当院の透析治療

透析システム

image  透析室は4階および5階に各30床(内各1床は感染用個室)が設置されています。
 個室以外の計58床は全てオンライン血液濾過透析に対応しています。個室の2床はオフライン血液濾過透析に対応しています。





 透析液の清浄化は、
(1) 手根管症候群の抑制
(2) 炎症物質の抑制
(3) 栄養状態の改善
(4) 貧血の改善
 などの効果が報告されております。
 当クリニックは、透析患者様が長期にわたり安定した生活を送っていただく為に透析液の清浄化は特に重要と考えております。
 患者様が直接ご覧にならない部分ではありますが、最大限の努力を致しております。
 透析液の清浄化対策といたしましては、トータルクリーンシステムの採用、清潔な透析液配管、すべての透析監視装置にエンドトキシン補足フィルターを完備し、厳密な透析液水質管理のもと、安全で清潔な透析液を日々、患者様にご提供いたしております。
 当院では、関連学会の定める水質基準である、エンドトキシン0.001EU/ml(測定感度未満)・細菌数0.1CFU/ml未満という超純粋透析液の基準を満たし、オンラインHDFを実施可能な水質基準を達成しております。

image  オンラインHDF(hemodiafiltration:血液濾過透析)、間歇補充型HDF(Intermittent Hemodiafiltration: I-HDF)療法、長時間透析、PD+HD併用療法等、β2ミクログロブリン吸着(リクセル®)、LDL 吸着療法(LDL アフェレーシス)等、多様な血液浄化療法に対応します。
 ウルトラピュアな透析液を用いることによって、①手根管症候群等の透析アミロイドーシスの抑制、②炎症物質の抑制、③栄養状態の改善、④貧血の改善を図ることができます。
 心血管疾患に関しましては、益子病院の循環器科、東京慈恵会医科大学附属病院、自治医科大学さいたま医療センターと連携して、虚血性心疾患(ischemic heart disease: IHD)および末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)の治療にあたっています。
糖尿病透析患者様の血糖プロフィールは透析日と非透析日では大きく異なります。透析日は透析中の透析液濃度の影響を受け、インスリンを使用している患者様では、透析後に低血糖を起こす可能性もあります。この様な透析患者様の特殊な血糖動態に精通した日本糖尿病協会療養指導医が、内服薬のみならずGLP-1受容体作動薬やインスリン製剤を適切に選択、調整し、患者様に良好な血糖コントロールを提供しています。
 夜間透析を行っており、勤務後の透析が可能です。
 長時間透析(1回6時間)も対応しています。
 感染対策がされている陰圧の個室が整備されており、感染症患者様の空間的隔離が可能です。

VAエコー(シャントエコー)

 VA(バスキュラーアクセス)とは、シャントとも呼ばれている血液透析を行う上で非常に重要なものです。
 当院では、スタッフが透析開始前のシャント観察を行い、状態を確認します。その際に異常が見つかった場合、直ちに超音波診断装置(エコー)を使用して問題がないか確認する事ができる環境を整えています。
 また安全なシャント管理のために、定期的にエコーでシャントの検査(スクリーニング)を実施し、異常の早期発見に努めています。

SPP(皮膚還流圧)測定

 慢性腎臓病の患者様は、PAD(下肢末梢動脈疾患)を発症しやすく、患者様の生命予後、QOL(生活の質と幸福度)に大きく影響する問題があります。
 当院ではABI(足関節-上腕収縮期勝圧比)測定に加えて、スタッフが適宜フットチェック、SPP測定を行っています。
 SPP測定は手足にどのくらい血液が流れているかを測定します。
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