益子腎臓内科透析クリニック

益子腎臓内科
透析クリニック

048-240-3850

月・水・金 8:30~17:00
火・木・土 8:30~13:30

院長ごあいさつ

image  医療法人健仁会は、1987(昭和61)年1月1日に「じん臓に関する医療」を担当する医療機関として更生医療機関指定され、これまで、腎臓疾患に関する医療に対して力を入れて、地域の患者様によりよい医療をお届け出来るよう努めてまいりました。
 「益子病院附属透析クリニック(2023年10月17日より益子腎臓内科透析クリニック)」は、2014(平成26)年9月15日に、外来透析ベッドの不足の解消、透析医療の質の向上および充実を図るために、川口市幸町に新たに開設し、今年9月より8年目に入りました。
 わが国の透析治療を必要とする患者様は、2019(令和元)年12月末で34万人を超えています。糖尿病の透析患者様の増加は治療薬の進歩により減少してきてはいるものの、依然として新規透析導入患者様の40%を超えています。一方、近年は透析患者様の高齢化が進み、2019年12月末には初めて70歳を超えました。また、透析医療の進歩に伴い、透析歴の長い患者様が増えてきており、合併症の治療のみならず、予防・管理の重要性が増してきています。一方、2018(平成30)年7月には、厚生労働省腎疾患対策検討会が、新規透析導入患者数を2016(平成28)年比で、5年で5%以上減少、10年で10%以上減少を達成し、年間新規透析導入患者数を 35,000 人以下に減少させるという目標を掲げており、透析に至る前に腎臓病患者様、即ち慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease: CKD)の患者様をいかに早期発見・早期治療し、治療にあたるかが重要になります。

image  CKDとは慢性に経過するすべての腎臓病を指し、CKDの患者様は全国に約1,330万人いると言われており、その人数は、実に20歳以上の成人の8人に1人に相当する新たな国民病とされています。CKDは単に透析療法が必要となる末期腎疾患のリスクになるだけでなく、狭心症・心筋梗塞といった虚血性心疾患や心不全といった心血管病のリスクになることが分かっています。川口市を含む埼玉県県南部におけるCKD患者様は、全国と傾向とは異なり、2030(令和12)年以降も増え続けると試算されています。
 当院はCKD患者様に対して早期に治療を開始し、CKDの進展防止を図るため、2021(令和3)年9月より腎臓内科外来を開始しました。専門性の高い腎臓病治療を実践し、近隣の開業医の先生と共に病診連携を密にし、川口市、蕨市を中心とした埼玉県県南部の腎臓病医療に貢献したいと考えています。
 当院では、開院してからこれまで、透析患者様に糖尿病管理および心血管疾患に対する合併症対策に力を入れ、予防・早期発見、早期治療に努め、透析患者様が「元気で長生き」して戴くよう、質の高い安全で快適な透析療法を腎臓専門医、透析専門医が診療に当たって参りました。これからもこの姿勢は変わらず、今後は保存期のCKD患者様に対しても、合併症対策に力を入れながら、ご自身の腎機能を長く維持し、透析の導入を回避もしくは1日でも長く長引かせることができるように診療に従事して参ります。
 今後とも地域の皆様に愛され信頼される医療機関を目指し、常に研鑽を積み、highest standardな腎臓病及び透析医療をご提供できるように、職員一同努めてまいります。

医療法人 健仁会 益子腎臓内科透析クリニック
院長 岡本 日出数

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image ドクターズ・ファイル(株式会社ギミック様運営)にインタビューが掲載されました。
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